おしりにコリコリとした硬いしこりが…
これってもしかして病気!??
おしりのしこりの原因とは?
おしりにできるしこりにはいくつかの原因があります。
主なものをいくつか抜粋してご紹介します。
ニキビ
一般的によくできるのがニキビです。
古い角質や皮脂などが毛穴に詰まり、そこにアクネ菌が繁殖することによってできます。
毛穴のある場所にはどこにでも出来るものなので、おしりにも出来ることがあります。
酷くなると炎症を起こしたり腫れ上がったりすることがありますが、
ニキビはポツポツと小さく出来るのが一般的で、
しこりというほど大きくなることはめったにありません。
しこりと呼べるほど大きいものは、次にご紹介する「粉瘤」かもしれません。
初めは痛くなかったのに痛くなってきたり、
色が症状とともに(白・赤・黒)変化する
小さいできものであればニキビかもしれません。
ニキビの場合はきちんとしたケアをすれば自宅で十分に治すことが出来ます。
粉瘤(ふんりゅう)
TVなどでは「アテローム」や「アテローマ」とも、たまに紹介されています。
ニキビと同じように、毛穴の中に古い角質などが詰まってしこりとなります。
ニキビと非常によく似ているため間違いやすいのですが、ニキビより大きくなること、
一度治っても同じ場所に度重なって出来ることが粉瘤の特徴です。
また、粉瘤はおしり出来やすく、痛みがないことが多く、
出来ていることに気づくのが遅くなりがちです。
粉瘤は良性の腫瘍とされています。
良性ではあるので、病気というほどの心配はしなくてもよいのですが、
自力で取り除くのは難しく、病院で軽い整形手術を受けるしかないとされています。
無理矢理潰そうとすると、中から白い老廃物や膿のようなものが出てくることがあります。
それは臭いを伴いますし、傷口を広げてしまい、
そこから細菌が入ってしまい、更なる皮膚病を招く危険性がありますので、
きちんと病院へ行き、治療するようにしましょう。
脂肪種
皮下脂肪を形成するための脂肪が過剰に作られてしまい、
皮膚の下層にしこりのようなものが出来てしまいます。
原因はよくわかっていませんが、
肥満の人や4.50代の特に女性の方に多く見られるようです。
特徴としては触るとぷにっと柔らかく、
押すとコリっと場所が動くような感覚があるとされます。
脂肪種が炎症して痛みが出ることはないですが、
おしりに出来たものは座ると神経を圧迫し痛みが出ることがあります。
脂肪種自体は良性の腫瘍で、生死にかかわる重大なことはないのですが、
数パーセントの割合で、皮膚の下層ではなく、筋肉や筋膜の周辺に出来てしまったり、
悪性になり、転移することがあります。
脂肪種も自宅でケアすることは難しく
自然になおっていくということはないので、取り除くには手術が必要です。
痛みがなく良性ということで放置されている方もいますが、
肥大化したり、悪性になる可能性も少なからずあるので
気が付いたら早めに病院を受診することがおすすめです。