おしりの赤いブツブツ。
調べると、ニキビや毛孔性苔癬(もうこうせいたいせん)っぽい。
自分のブツブツはどっちなんだろう…。
毛孔性苔癬(もうこうせいたいせん)ってなに?
赤くブツブツとしたものが出来る皮膚の疾患で、
毛穴の中に角質が溜まってしまうことが原因で、
中で炎症してしまうため赤くみえます。
人種関係なく、世界中の人の80%に発症しうる、
非常に一般的なもので、
30代くらいになると
自然とおさまっていくことも多いので、
特に心配のない、皮膚病とされています。
この毛孔性苔癬、よく知られているのは
二の腕にできる赤いブツブツです。
ニキビとの違い、見分け方は?
ニキビも古い角質ができることが原因とされていますが、
ニキビと毛孔性苔癬の違い、見分け方はあるのでしょうか。
出来やすい年齢
どちらも一番出来やすいのは10代~20代の、
毛穴に角質や皮脂が溜まりやすい時期とされています。
が、特に、毛孔性苔癬にはその傾向が強く、
30代以降になると、自然と症状がおさまっておくことが多いとされています。
それに比べ、ニキビは30代以降の方でも、出来ますし、
出来てしまった場合、跡に残りやすいとされています。
大きさ、広がり方
毛孔性苔癬は直径1~2ミリ程度の非常に小さいボツボツが出来ます。
またそのボツボツが無数に広範囲に渡って出来るのが特徴です。
それに比べニキビは5ミリ以上の大きなボツボツで、
少ないと1か所に1.2個といった少数でも出来るのが特徴です。
痛み、痒みの有無
毛孔性苔癬には通常、痒みや痛みが出ることはありませんが、
ニキビには痛みや痒みが出ることが多いです。
それは、毛孔性苔癬は毛穴に角質が詰まって
軽い炎症を起こしているだけなのに対し、
ニキビには毛穴の中にアクネ菌が存在し、
増殖するため炎症がどんどん広がっていくためです。
治療法・解消法はあるの?
ニキビはアクネ菌が原因なので、
抗菌作用のある薬を使用することが多いですが、
毛孔性苔癬は菌が悪さをしているわけではないため、
ニキビ用の薬では効果がありません。
また、毛孔性苔癬に直接効果のある成分というのも、解明されていません…。
30代頃になると自然と治っていくため、
皮膚科でも特に大きな治療はしてもらえないことも多いようです。
とはいっても赤くてボツボツしているのは気になりますよね…
セルフケアで少しでも改善させるために
保湿をしっかりと行い、お肌のターンオーバーを正常に戻すことで
効果が期待できるとされています。